lmhosts (5)

Samba 2.0.5a

28 Feb 1999 (JP-1999/05/11)


NAME

lmhosts - Samba の NetBIOS hosts ファイル


SYNOPSIS


lmhosts は Samba で NetBIOS 名を IP にマッピングするためのファイルである。


DESCRIPTION


このファイルは Samba システムの一部である。


lmhostsSamba において NetBIOS 名を IP アドレスに マッピングするためのファイルである。 これは /etc/hosts ファイルと非常に類似した形式をしているが、 ホスト名の部分は NetBIOS の命名形式でなければならない。


ファイル形式


これは NetBIOS 名を 1 行に記述する ASCII ファイルである。 各行には 2 つのフィールドがあり、空白文字で区切られる。 # で始まる行はすべて無視される。 lmhosts ファイルの各行は、以下のような情報が含まれている。



例は下記のとおり。


#
# 簡単な Samba lmhosts ファイル
#
192.9.200.1 TESTPC
192.9.200.20 NTSERVER#20
192.9.200.21 SAMBASERVER


この例では、IP と NetBIOS 名のマッピングが 3 つ含まれている。 1 番目と 3 番目のマッピングは、要求された NetBIOS 名のタイプに関係なく、 それぞれ "TESTPC""SAMBASERVER" という名前要求に対して返される。


2 番目のマッピングは、NetBIOS 名が "NTSERVER" で名前タイプが "0x20" である要求がされたときだけに返される。 それ以外の名前タイプは解決されない。


lmhosts ファイルを置く既定の場所は、 smb.conf ファイルと同じディレクトリである。


バージョン


このマニュアルは、Samba スイートのバージョン 2.0 に適用される。


SEE ALSO


smb.conf (5), smbclient (1), smbpasswd (8), samba (7).


AUTHOR


オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell samba-bugs@samba.org によって作成された。 現在 Samba は、Samba Team によって、Linux カーネルの開発と同様に、 オープンソース・プロジェクトとして開発されている。


オリジナルの Samba マニュアルは、Karl Auer によって執筆された。 マニュアルのソースは Jeremy Allison samba-bugs@samba.org によって YODL 形式に変換され、Samba 2.0 リリース用に更新された。 (YODL はオープンソース・ソフトウェアの優れた作品である - ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/ から入手可能)


貢献者の一覧、バグ報告やコメントなどの提出方法の詳細については、 samba (7) を参照のこと。


日本語訳

補訳・校正