例 言



  凡 例
一、本誌は本町々制施行二十用年記念事談として本町の環境、沿革及び現在の有姿(ありすがた)を記録し、過去に学び、將來を図る資料とし、叉学校に於ける村会科学習の伴侶に供する爲編纂したものである
一、本誌は総説・自然と環境・町の起源・町勢一斑・社会と文化の五編に分け、十六章、四十八節に亘り色々の角度から記述したが、町勢一斑に紙数の約半分を割愛し町政の横顔を写し出す事に努めた。各内容に亘ると或は重復の箇所もあるが、章節毎の読書の場合理解に便ならしむるため敢て避けようとしなかつた。
一、本誌執筆に当り敬稱を省略したが取扱いを一律にする爲であつて決して敬意を失つた訳でない事を諒承願いたい。
一、人物の項は海外発展者を除く外ば故人で本町に貢献し叉は世の師表と仰ぐ人々を掲載した。
一、本誌は原典表示以外は新仮名遣を用い、漢字は原則として優しい文字を使用した。
一、本誌は各章節を通じ、繁簡精粗、文体語調、用語等に多少差違があるが、これは章節により執筆者を異にしているためであつて、極力調子を整えることに苦心したが及ばなかつた点があった。
一、本誌は紙面、資料、経費等に制約されて万全を期することが出來なかつたが極力各面に触れて記述に努めた。


  昭和二十七年三月  日

日下部町長       飯 島 茂 治


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