春日居町別田のどんど小屋

 東山梨郡春日居町別田のどんど焼き行事は、隣接する山梨市、塩山市とはまた別のやり方をしている。ここでは、「オヤマ」と呼ばれる、竹竿に切り紙細工を飾り付けたモニュメントをJR春日居駅近くの広場に立てる。この「オヤマ」は、同地区の東方にそびえる笹子峠を越えた大月市や都留市で、「梵天」と呼ばれる道祖神飾りと同じものである。中世の宮中行事である「左義長」の飾りに起源するものと思われる。

■春日居町別田の小正月に飾られる「オヤマ」。山のように大きな飾りの意味であろう。 地域各戸の住民が色紙を切って、飾りつける。


■春日居町別田の道祖神場。 どんど焼きの行事では、前日の13日昼、地区の住民により四囲に青竹を立て、色紙で飾る。ご神体に猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀る。




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