第 12 回 社団法人 JPNIC 運営委員会議事録 開催日時 : 1998 年 4 月 17 日 (金) 10:15 〜 15:20 場 所 : JPNIC 事務局 会議室 出席委員 : 相原 玲二、 浅羽 登志也、 荒野 高志、 太田 順子、 大林 正英、 奥山 徹、 神山 一恵、 河北 隆生、 後藤滋樹(PM)、 佐野 晋、 白橋 明弘、 高田 広章、 水島 洋、 水越 一郎 欠席委員 : 今津 英世、 高橋 徹、 提出委任状: 岡 敦子、 川崎 基夫、 後藤 邦夫、 小西 和憲、 鈴木 亮一、 谷村 拓也、 林 一司、 中村 順一 事 務 局 : 丸山 直昌(事務局長)、 東田 幸樹(業務部長)(PM) 吉沢 文代、 小島 育夫、 志々目 幸憲、森下 泰宏、近藤 美菜子 傍聴者 : 6名 配布資料: [公開資料] 資料 1-1 電子メイル会議の議事録確認 資料 2-1 JPドメイン名登録業務に関する報告 資料 2-2 IPアドレス、AS番号割当業務に関する報告 資料 2-3 データベース管理業務に関する報告 資料 2-4 広報活動業務に関する報告 資料 2-5 情報提供業務に関する報告 資料 2-8 システム管理業務に関する報告 資料 2-9 JPNIC会員に関する報告 資料 2-10 会費に関する報告 資料 2-11 手数料に関する報告 資料 2-12 御意見、苦情に関する報告 資料 3-1 JPドメイン名登録検討部会報告 資料 3-2 IPアドレス、AS番号割当検討部会報告 資料 3-3 データベース管理検討部会報告 資料 4-1 1997年度事業報告(案) 資料 4-2 1997年度決算(案) 議事 佐野(社)JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 13 条第 1 項に基 づき、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 11 通を含めて 20 名 )を確認し、 第 12 回の (社)JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言 された。 続いて、資料の確認が行なわれ、資料番号のついていない資料に番号が付さ れた。 運営委員会議事録査読担当委員の確認が行なわれた。 *担当 相原運営委員、神山運営委員 [公開議題] 1. 電子メイル会議の確認 事務局 小島より、資料1-1に基づき、電子メール会議での議決事項の確認 が行なわれた。 2. 事務局からの報告 2.1) JPドメイン名登録業務に関する報告 事務局 小島より、資料2-1に基づき報告があった。 *3月は申請数が著しく増加している。また、それをうけて登録数・却下数 も増加していることが分かる。 *却下数については、機械的な不受理件数は除いたほうが良いのではないか。 *ドメイン名登録検討部会で検討し、集計の方法を改善する。 2.2) IPアドレス、AS番号割当業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-2に基づき報告があった。 *renumber による返却が急増した。 *業務委任会員の割当件数は増加したが、割当数は減少した。 *renumber による返却を更に分析をする必要があるか。 検討を行う。 2.3) データベース管理業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-3に基づき報告があった。 *3月の whois 検索件数が 100 万件に達した。 *whois の検索数が全体の 5% 以上となるところについては使用目的を 問い合わせる。担当:事務局 2.4) 広報活動業務に関する報告 事務局 小島より、資料2-4に基づき報告があった。 2.5) 情報提供業務に関する報告 事務局 小島より、資料2-5に基づき報告があった。 *3月は FTP/WWW でのアクセス数が増加している。ドメイン名申請 書式が変更されたためであると思われる。 2.6) 統計データ集計業務に関する報告 事務局 志々目より、以下の報告があった。 *業務アンケートについては業者に発注済みであるが、集計作業が遅れて いる。次回の運営委員会で報告の予定である。 2.7) 国際連携業務に関する報告 *特になし 2.8) システム管理業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-8に基づき報告があった。 *プライベートアドレスの逆引きに関する障害についてアナウンスを 行なった。 *逆引きに関する障害について、対処方法などのお知らせを行っては どうか。 JPNIC通信に記事を載せ、JPNIC WEB ページでも広報することとする。 2.9) JPNIC会員に関する報告 事務局 吉沢より、資料2-9に基づき報告があった。 2.10) 会費に関する報告 事務局 吉沢より、資料2-10に基づき報告があった。 2.11) 手数料に関する報告 事務局 吉沢より、資料2-11に基づき報告があった。 2.12) 御意見、苦情に関する報告。 事務局 吉沢より、資料2-12に基づき報告があった。 3. 検討部会からの報告 3.1) JPドメイン名登録検討部会報告 高田委員より、資料3-1に基づき報告があった。 *病院ドメインについて地域型で収容する方向で検討を進めている。 *学校ドメイン名については結論が出たらすみやかに、正式投票にかける 予定である。 *任意団体のドメイン名登録申請フォームは他と分ける方向で検討している。 *ドメイン名登録等の取次ぎ規則の策定にあたっては会費制度との関連性 もあるため、別途関係者でミーティングを行なうことになった。 *ゴールデンウィーク・長期休暇中の審査結果通知の送付期限について、 アナウンスを行うことを承認した。今後事務局に一任することとした。 3.2) IPアドレス、AS番号割当検討部会報告 水越委員より、資料3-2に基づき報告があった。 *whois databaseの不整合について APNIC databaseに登録したIPアドレス割当て情報を更新していないため JPNIC databaseの情報との不整合性が発生している。 *登録担当者や技術連絡担当者など、個人の情報をデータベースに登録し ている。JPNICでは、プライバシーを考慮し、項目によっては非公開と する方法を検討している。これらの情報は、APNICデータベースにも登 録されるため、問題提起を行う必要がある。 NICが管理すべき情報(データベース)は、どうあるべきかを議論し、 APNIC等へ提案してゆく。 3.3) データベース管理検討部会報告 奥山委員より、資料3-3に基づき報告があった。 3.4) 広報活動検討部会 特に報告はなかった。 3.5) 情報サービス検討部会報告 神山委員より、以下の報告があった。 *WEB の業務委託に関しては、作業が進んでおり、近日納品予定である。 *RFC-JPプロジェクトに関するミーティングを開催する予定である。 3.6) 統計データ検討部会報告 特に報告はなかった。 3.7) 国際連携検討部会報告 後藤滋樹委員より、以下の報告があった。 *Geneva で INET '98 が開催予定であり、APNIC の会合も INET にあわ せて開かれることが予想されているが、未確定である。 次回の運営委員会までには確定できるものと思われる。 *APCC-TLD について JPNIC から dispute policy などの報告を行なうことが期待されている。 3.8) 財政問題検討部会報告 特に報告はなかった。 3.9) 教育部会報告 特に報告はなかった。 3.10) 調査研究部会報告 白橋委員より、以下の報告があった。 *2社の業者と打合せをしたが、1社には断られた。 *アンケートの具体的内容を決定する必要があり、協力いただきたい。 検討会議を開催予定 *PGP Key-server PCが未入荷のため作業が停止している。 3.11) 歴史編纂部会報告 佐野運営委員長より、以下の依頼があった。 *歴史的資料がある場合は、事務局宛に送付して頂きたい。 返却希望の資料は、その旨メモを記述し同封のこと。 事務局は、資料番号を振るなど、資料管理を徹底すること。 3.12) 企画部会報告 特に報告はなかった。 3.13) JCRN からの報告 特に報告はなかった。 3.14) JEPG/IP からの報告 白橋委員より、以下の報告があった。 *JEPG/IP の代表が加藤氏から相原氏になった。 *IW98について JPNICの代表者(窓口)を決める必要がある。 98年度運営委員が決定する5月末では、遅い。 政策的+財政的に決定が可能な人 佐野運営委員長+小島(事務局)が代表となった。 3.15) JPCERT/CC からの報告 特に報告はなかった。 3.16) その他 *学校教育検討部会準備会の太田委員より、主査の再調整を行って いるとの報告があった。 4. 審議事項 4.1) OR.JP/NE.JP の併用期間について *NEドメインの登録は、1996年11月より開始し、1999年3月31日までの 2年4ケ月以上の移行期間(併用期間)を設けた。 これまでのドメイン名移行の状況より、移行期間の延長は必要ないも のと判断する。 よって、併用期間は、1999年3月31日までとすることにした。 *通常ドメイン名の冷却期間は 6ヶ月であるが、ネットワークサービス 用として利用されてきたドメイン名であるので、短期間で再登録を行 うことは、登録者および一般のインターネット利用者に対する影響も 大きいと予想される。このため、冷却期間は1年とすることとした。 *併用期間に関するアナウンス文を作成し広報する。 担当:ドメイン名登録検討部会 4.2) 1997年事業報告 佐野運営委員長より、資料4-1に基づき説明があった。 *1997年事業報告(案)の内容に関して確認を行った。 *各検討部会の構成について以下の変更をすることになった。 主査・副査だけでなく、部会のメンバも記述する。 メンバリストについては、事務局でリストを作成し各部会に送る。 各部会の主査は、22日までに確認し事務局へ連絡する。 4.3) 1997年度決算について 丸山事務局長より、資料4-2に基づき説明があった。 *一般会計については予算の執行ができなかった部分がある。 *特別会計については、資源管理の作業について申請者との対応など 人件費の面でコストが非常にかかる。 *委託済みであるが納品されていない部分については予算に計上されて おらず、その金額は 4千万円程度となっている。 5. その他 5.1) 次回の運営委員会の日程について。 *5月25日の理事会で98年度運営委員の承認を行なう予定。 *5月26日 10:00 より次回の運営委員会を開催する予定。 5.2) 予算執行と起案について *物品購入/業務委託/各種の契約を行う場合は、予算および事業計画に もとづき起案書を作成し、会計係に提出のこと。 起案書の作成にあたっては、その業務を担当する事務局(係)に依頼 してよい。 5.3) 傍聴者のご意見 *CIDR blockの申請について、割り当てが遅い。 CIDR blockの余裕が無く、APNICからの割り当てを待っている状態であり、 割り当てに関する調整を進めている。 *ドメイン+IP アドレスの業務委任の負担が高くなっている。 エンドユーザ向けのドキュメントを作成して欲しい。 ドメイン名に関する解説書を作成中である。 以上